アニメ『WORKING!!』舞台変化記録
久しぶりの日記です。
高津カリノせんせいの新作アニメ『サーバント×サービス』も始まっていますね。
さて、アニメ『WORKING!!』に登場した札幌の風景も、放送当時とかなり変わってしまったものも多々あります。当時既にかわってしまったものもありますし、つい最近になって変わってしまったものも・・
そこで、今回はアニメに登場した風景で現在は変化が見られてしまったものを取り上げてみたいと思います。
この夏に『WORKING!!』の探訪で札幌を訪れる人もいるかもしれませんし、そういう人の参考にもなればと思います。
1話冒頭、札幌駅前でぽぷらがワグナリアのバイトを探していた場所。
放送直後ではビルのテナント表示はほぼアニメどおりのものでしたが・・
1話放送からちょうど一年後、「日興コーディアル証券」が別会社との合併によりその名称が消滅してしまったため看板が貼り返られてアニメとは違うものになってしまいました。
これはつい昨日、撮ってきたものです。
6話に出てきた、小鳥遊君の家の近くの風景。
やや奥に見えるガソリンスタンドはJOMOでしたが、現在はJOMOがエネオスに吸収合併されてしまっているため、現在はエネオスのオレンジの看板仕様に変わっています。
現在の写真は用意できませんでした、すみません(撮ったのですが、見つからない・・)
なお、ここのスタンドはJOMOの前、十年くらい前は出光でした。
7話、山田が音尾さんに拾われた野幌駅前。
変わるというか、放送された時点で既にアニメのモデルになった野幌駅舎は取り壊されて存在していませんでした。
そして、放送直後は建設中だった新駅舎も今現在はほぼ完成しています。
なお、駅舎新築に伴って旧駅舎の場所よりも駅舎の位置が旭川方向寄りに50mほど移動されてしまっているそうで、「山田が立っていた駅前」は完全に消失してしまった形になりますね・・
8話、温泉回。
定山渓温泉、湯の町の風景。
なんと、この背景の元になった風景に3つの変化がありました。
↓これが現在の風景。
まず、山田の頭の上に見える街灯。この街灯は、道路改修工事のためなんと放送から1ヵ月後に撤去されて無くなってしまいました。
私の知る限り、あらゆるアニメ背景の中で放送後最も早く変化してしまったリアル風景でした(※放送の時点で既にとっくに無くなっているものは除く)
2つめは、ぽぷらの頭の横に見える看板。
これの元になった看板は去年の秋に撤去されて無くなってしまいました。
アニメではかすかに「札幌ラーメン」と読める看板・・実はアニメ『WORKING!!』の中で「札幌」という街の名前が見られる唯一の部分がこの看板だったりしましたが。
3つめは、手前のお店。
ここは地酒屋で、食品なども扱っている店でしたが、今年の5月いっぱいで閉店してしまいました・・。
店の中は空っぽになっていました。
ここでよくアイスとか買っていたんですが・・ひょっとして、すぐ近くにコンビニができてしまったのが原因なんでしょうか・・
引用したアニメ画では相馬さんの陰になって見えませんが、「小樽入りビール」という謎のノボリの元になった黄色いノボリも無くなってしまったことになるんですね・・(※ただ、同じノボリは、それこそ小樽に行けば見ることができます。北菓楼の前とかにもありますね)
最終話、平岡公園駐車場の、デート待ち合わせ場所。
すみません、当時ちゃんとした写真撮ったのですが、今探してみたらこんなのしか見つかりませんでした・・
これは今年の晩冬に撮ったもの。
このベンチ、アニメのロケハン時は古い木製の、肘掛けの無いものでしたが、去年の春に一度撤去されて、1ヵ月後にこの写真に写っている、新品の樹脂製の、肘掛けのあるタイプのものに新調されました。
前のベンチはかなり年季の入ったものでしたし、仕方ないですね・・
同じく最終話、ジンギスカン注意の看板。
イベント・ワグナリア感謝祭で相馬訳の神谷浩史さんが「最終回の中で最も印象に残ったシーン」としてこれを取り上げて話題になったこともあった物件でしたが。
今年になって、なんとこの看板がおなじみの場所から撤去されてしまいました。
現在はわかりにくい別の場所に移転されてしまってるわけですが・・なんか残念。
ここの公園に行き慣れていない人には見つけられないかもしれません。
この古い木製ベンチは公園内各所に同様のものがありましたが・・
駐車場のベンチ同様、放送当時から順次、新しい樹脂製ベンチに取り替えられていって、現在は全て入れ替わってしまいました。
ちょっと特殊な例なのが、この街灯横の樹木。
放送直後では樹の形までぴったり一致していて感動したものでしたが・・
これがつい先日撮ってきたもの。
当たり前ですが、樹木が成長して樹の形が変わってしまいました!
この、「犬をお連れの皆さまへ」の注意看板。
これは、巡礼者の間では有名ですが、当時から違いがあったのですが、放送翌年からこの木製小看板自体が撤去されて無くなってしまいましたね。
この看板の変化についてはいろいろ注釈がいるのですが、それはまた次の機会に。
おまけ。
伊波さんが買ってきた缶ジュース、作中では明らかにファンタグレープとわかるわけですが、このジュース、ちゃんと公園内・梅林のところにある自販機で売っています。
去年までは、ちゃんと作中と同じ金属缶の容器だったわけですが、なんと今年からペットボトルのものに・・
まあ、これでも伊波さんだったら握り潰せるでしょうけど・・ そういう時代なんでしょうけど、なんか残念ですね。
以上でした。
アニメの中に出てきた風景は変わっていくんですよね。
関東方面への探訪でそいうのはよく目にしていますが、札幌でもこんなに変化があるものなんですね・・